005 - 魔女っ娘ヒナくるん -Magic.02

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Magic.02 『Burned out Misfortune』

前回のあらすじ

戦いの末、コティーヤに破れ、致命傷を与えられたヒナ。
力の底が尽き、地に伏してしまう。
去っていくコティーヤを定めた瞳は、徐々に閉じていくのであった・・・

本編

目が覚めた。
あれから、どのくらい眠っていたのだろう。
そこは、ヒナの家の中であった。
どうして家に?私は確か、花畑で倒れて・・・

???
「やっと目覚めたのね。
傷が深くて、応急処置しかできなかったけど、ごめんなさいね。」

聞き覚えのある声だ。
焦点を定めると、そこには黒い翼を広げた少女の姿があった。

ヒナ
「あなた・・・アヤね?」

風の新聞屋、烏天狗アヤの姿がそこにはあった。

アヤ
「少し前に、世界が歪む異変があったでしょう?
それで山を巡回していたら、傷だらけで倒れているあなたをみつけたのよ。
目が覚めてくれて良かったわ。ところで、あなた、その傷どうするつもり?」

ヒナ
「・・・貯蔵してある厄を取り込むことにするわ。
あれがあれば、元気になるはずだから・・・ ただ、まだ身体が動けないの。申し訳ないけど、取ってきてくれないかしら?」

アヤ
「私たちの仲じゃない。安くしとくわ。」

ヒナ
「ふふっ、ありがとう。
厄は大きいしあなたには負担が大きいから、一つずつ運んできてもらえる?
あなたの速さなら、大丈夫だから。」

問題

彼女が目覚めた。
傷が深く、治療を必要としている。
治療には、一定の厄度を持った厄が必要だ。
厄は順番に貯蔵されており、
アヤは一番近くの厄からヒナに届ける。

ヒナが回復に必要とする厄度と、各厄の厄度が与えられるので、
ヒナが回復するためにいくつの厄が必要かを出力してほしい。

もしもヒナが回復することが出来なかった場合、
それは放送事故に他ならない。

入出力形式

一行目に、ヒナが持っている厄の数 N が与えられる。
二行目に、各厄の厄度の強さ Y が空白区切りで与えられる。
三行目に、ヒナが治療する回数 M が与えられる。
続いてM行にかけて、ヒナが必要とする厄度 T が与えられる。

N
Y1 Y2 ... YN
M
T1
T2
..
..
TM

Tの入力毎に、左から最低何個の厄を取り出すことで
ヒナが必要とする厄度を満たすことができるかを出力せよ。
もしも全て取っても必要とする厄度を満たすことが出来ない場合は、
"Broadcasting accident" を出力せよ。

制約

  • 入力される値は全て整数である。
  • 1 ≦ N ≦ 1,000,000
  • 1 ≦ M ≦ 100,000
  • 0 ≦ Y ≦ 1,000
  • 0 ≦ T ≦ 1,000,000,000

入出力例

入力例

5
10 20 30 40 50
4
89
30
891
8

出力例

4
2
Broadcasting accident
1

はじめに、ヒナが必要とする厄度は 89 である。
厄度89を補う為には、10 + 20 + 30 + 40 = 100 と、
左から合計四つの厄を取ればいいため、4 を出力する。
二つめは、30 の厄度を必要としている。
厄は左から順番に取る必要があるため、
10 + 20 = 30 と、左から合計二つの厄を取ればいいため、 2 を出力する。
三つ目は、891 の厄度を必要としている。
全て取っても 891 には届かない為、
"Broadcasting accident" を出力する。
四つめは、8 の厄度を必要としている。
厄度8を補う為には、 10 と、
最初の厄を取るだけで済むため、 1 を出力する。