1179 - 機械仕掛けのせいばー！

すとーりー

モリアーティやバベッジ卿から離れ、涼しい日陰で休んだフランちゃんはそろそろマスターが周回を終える頃合いなのでホテルに戻る事にした。
夕暮れ時。まだ日向に出ると暑いが、昼間よりかはマシである。
「おかえりなさい、フランさん。あの、これマスターのお飲み物なんですがホールに忘れて行ってしまったようで...」
「わかったー」
ホテルのエントランスホールでマスターの飲み物をマシュから受け取ると部屋へ入る。もう外はすっかり暗くなった。
「わっ、すずしい！ただいま、ますたー」
「...」
ベッドの方に目をやると日焼けで露出していた肌が赤くなったマスターはもう、気持ちよさそうに眠っていた。
「あっ、、やったー！」
机には銀色のボウルにいくつか氷が入っていた。フランちゃんは早速その氷をおでこに当てたり舐めたりして熱くなった体を冷ます。
「ふぁああ?....」

「「ピンポーン」」
「....？？」
来客だ。マスターの方を見ると、死んでいるように眠っているため代わりに対応しておいてあげる事にした。

もんだい?

フランちゃんにはある程度の分析能力が備わっている。これは実際に対エネミー用として活用している。
この分析能力を使って扉の向こう側にいるものは敵なのか、味方なのか。味方であっても夜中の訪問として信頼できる者なのかを判断し、入室を許可するか敵ならばブッこ((..扉を開けずに入室を許可しないかを決める事にした。
ちなみにドアスコープを覗けば一瞬で何者か分かるのだが、おでこに長いツノがあるフランちゃんはドアスコープに目を近づける事ができないのである。

マスターが寝ている状態の微量な魔力供給でなんとかフランちゃんが分析できる事は、マスターからの魔力供給の平均と性別、クラス、個体種、状態である。
マスターからの魔力を一番注がれているのはフランちゃんであるため、分析対象の魔力供給の平均がフランちゃんの魔力供給の平均の半分以下である場合はマスターからの信頼が薄いと判断して入室を許可しない
もし、分析対象がマスターからの魔力供給がされていない場合、スキル「虚ろなる酷暑への嘆き」を使って分析対象の攻撃力を大幅にダウンさせておく。
とても失礼だが、バーサーカー(berserker)クラスとアサシン(assassin)クラスの者は入室できない。 個体種とはサーヴァントか人間かそれ以外かを判断できる。魔力供給がされている(奪う形だが)それ以外の生き物はフォウくんしかいないため魔力供給が少しでもされていたら入室を許可する。 しかし、サーヴァントや人間の場合、次の事項に該当するものの入室は許可されない。
状態で、炎(fire)、水(water)、イルカ(dolphin)、花(flower)、色気(sexy)、酒気(alcohol)等をまとっている者の入室。
特に花をまとっているというか花を歩くたびに咲かせるヤツはどんなにマスターから魔力を供給されていたとしても入室させてはならない。
性別が判断できないものに関しては入室を許可できない。(性別は男、女しか判断できず、アストルフォや秀吉等の性別は判断できないものとする)

にゅうりょく?

Mf
Ma
J
C
TH
N

1 行目に整数 Mf(現在のフランちゃんの魔力供給の平均)が与えられる。

2 行目に整数 Ma(分析した魔力供給の平均)が与えられる。

3 行目に整数 J(分析した性別)が与えられる。(男:0 女:1 その他:int範囲で1,0以外の数)

4 行目に半角英小文字列 C(分析したクラス)が与えられる。

5 行目に整数 TH(分析した個体種)が与えられる。(サーヴァント:1 人間:2 それ以外:int範囲で1,2以外の数)

6 行目に':'を状態の区切りとした半角文字列 N(分析した状態)が与えられる。末尾にある文字列が今回判断に必要な文字列である。

しゅつりょーく

出力は全て半角英小文字で入室を許可するならば'open'、許可しないのであれば'neglect'、スキルで敵を弱体化させるのならば'skill'。出力の最後に改行してくれロ

せーやく...Zzz

入出力全てにおいて0以上100,000未満を満たす。

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入出力例

入力例1

8000
7000
0
caster
1
good:order:earth:brother:flower

出力例1

neglect

解説

こ、これはもしや花の魔術師かな...？？日曜出勤してカルデアの前で王の話をしたら別にカルデアに入る訳でも無くアヴァロンに帰っちゃう...

入力例2

13000
0
12
archer
67
earth:devil

出力例2

skill

おそらく海魔系のやつらだろうね。触手でインターホン鳴らすとかやるやん...