問題
レーザー光発生装置が,目標物やいくつかの鏡とともに,水平面上に設置されている.
鏡は平面上で直立しており,その両面ともに平面であり,レーザー光を反射することができる.
異なる反射を使うことにより,レーザー光を目標物に向ける方向は複数ありうる.
あなたの仕事は,装置から目標物に至るレーザー光の最短経路を求め,その長さを答えることである.
図 G-1 は,複数の経路の例を示したものであり,
太線は最短経路を表している.
図 G-1: 可能な経路の例
Input
入力は複数のデータセットからなり,入力の終わりは,ゼロを一つだけ含む行で表される.
各データセットの形式は次のとおりである.
データセット中の n 以外の値は,すべて 0 以上 100 以下の整数である.
n
PX1 PY1 QX1 QY1
...
PXn PYn QXn QYn
TX TY
LX LY
データセットの最初の行は,鏡の枚数を表す整数 n (1 ≤ n ≤ 5) である.
引き続く n 行は,それぞれの鏡の水平面上の位置を示し,
座標 (PXi, PYi) と
(QXi, QYi) が,
鏡の両端の位置を表している.
鏡同士は,互いに離れて位置している.
最後の 2 行は,目標物の位置 (TX, TY) と,
レーザー光発生装置の位置 (LX, LY) を示している.
目標物とレーザー光発生装置の位置は互いに異なり,
また,両者とも鏡から離れている.
レーザー光発生装置及び目標物の大きさは 0 と仮定してよいほど小さい.
鏡の厚みについても無視してよい.
また,与えられたデータセットについて,以下のような仮定をしてよい.
- レーザー光発生装置から目標物に至る経路は,少なくとも一つ存在する.
- 最短経路における反射回数は 6 回未満である.
-
最短経路は,どちらかの端から 0.001 単位距離以内の点で
鏡面を含む平面と交差もしくは接することはない. -
仮に,ビーム光が鏡面を含む平面にどちらかの端から
0.001 単位距離以内の点で到達した際に,
反射するか通過するかを任意に選択できたとしても,
レーザー光発生装置から目標物への経路が,最短経路より短くなることはない. -
装置から任意の方向に照射されたレーザー光は,
6 回目の反射点に到達する (6 回目の反射は含まない)までは,
鏡で反射する際,
もしくは鏡から 0.001 単位距離の範囲を通過する際に,
鏡と光の経路がなす角 θ について,sin(θ) > 0.1 を満たす.
図 G-1 は,後に示す Sample Input 中の最初のデータセットに対応する.
図 G-2 は,Sample Input の引き続くデータセットに対する最短経路を示したものである.
図 G-2: 最短経路の例
Output
各データセットに対して,レーザー光発生装置から目標物に至るレーザー光の最短経路
の長さを,一行に出力せよ.
答えには 0.001 を越える誤差があってはいけない.
それ以外の余計な文字を出力してはならない.
Sample Input/Output
Sample Input
2 30 10 30 75 60 30 60 95 90 0 0 100 1 20 81 90 90 10 90 90 10 2 10 0 10 58 20 20 20 58 0 70 30 0 4 8 0 8 60 16 16 16 48 16 10 28 30 16 52 28 34 24 0 24 64 5 8 0 8 60 16 16 16 48 16 10 28 30 16 52 28 34 100 0 100 50 24 0 24 64 0
Output for the Sample Input
180.27756377319946 113.13708498984761 98.99494936611666 90.50966799187809 90.50966799187809